設立は1990年、金属の切削を中心に精密機械加工を手がけている会社です。現在はエレクトロニクス分野を中心に飛行機やロケットなどの航空宇宙部品、食品・医療関係の機械部品など幅広い分野の加工・製造を行っています。「私たちは全国からの依頼で、細かな金属部品をつくっています。国内の金属加工に関わる企業や研究機関が技術を競う大会“切削加工ドリームコンテスト”にも2008年より出展し、金賞３回、銀賞２回の結果を収めています」と社長の増田和俊さん。高度な技術をもつ背景には、新しいことに挑戦する、失敗を恐れない社風があるといいます。「うちにしかできないものをつくってお客様に喜んでもらいたい。その気持ちが一番」と、増田さん。受注をしてから設備投資をするだけでなく、複雑な加工にチャレンジして、それをサンプルとして提案に使うことで、更に手がける領域が広がりました。四国に１台しかない機械を使ったり、経験のなかで培われてきた技術をもってお客さんがさらにお客さんを呼んでくれる。また、製品の完璧な仕上がりを目指すために測定機器によるチェックでわずかな誤差も見逃しません。30代を中心とした機械好きな若いスタッフ、女性の活躍もあり、ますます挑戦的な会社として新分野に飛び込んでいくことでしょう。