1919年創業、今年で100年目を迎える愛媛で唯一の黒板メーカー。約10年前から電子黒板の輸入を始め、現在ではボードとプロジェクターが一体化した「しゃべるくん」という、黒板とIT技術が融合した電子黒板が県内外の教育機関約500校で利用されています。また、2016年には従来の黒板の縦横比率に合わせた横長の投影が可能なプロジェクター「ワイード」を発売。左右のスペースに異なる画面を表示できたり、映像と板書を融合させるなど授業での活用方法が大幅に広がりました。新たな挑戦を常に続け、未来を掴む企業力の秘密を坂和由紀子取締役本部長に聞くと「社員一人ひとりの力を大切にしている」とのこと。約30名、少数精鋭の社員が営業・製造・デザインに関わり、女性でも働きやすいライフワークバランスを考えた、フットワークの軽い社風だといいます。変わらないままだと先細りしていく黒板生産も、先生の声と生徒の声を聞き、昔ながらの製法を守るラインと最新鋭の技術を使ったコンテンツを同居させ、それを強みに変えます。リーズナブルで導入しやすいハイブリッド黒板アプリ「Kocri」や授業AIアシスタント「Josyu」など、授業の幅が広がる新しくユニークな商品は、教育の無限大さ、そしてビジネスの面白さを私たちに教えてくれます。