SAKURA seleft EHIME TOON

とうおん育ち 米の道
PRODUCER DATA
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皿ヶ嶺エコファーマー

減農薬、減化学肥料に取り組む
上林地区の農家集団

東温市上林地区で環境にやさしい安心・安全な米づくりを実践する「皿ヶ嶺エコファーマー」。2006年より減農薬、減化学肥料に取り組み始め、現在は24人の農家で構成されている。上林地区は皿ヶ嶺連峰の裾野に位置し、標高は約300〜500m。清らかでミネラル豊富な水が有名で、4月の終わりから5月半ばに始まる田植えでは、キンと冷たい水が田んぼにたっぷり入り、昼夜の温度差が大きい土地柄のため、米は旨みを蓄えながらじっくり熟していくといいます。風が吹いたら吹きっぱなし、厳しい環境が米を鍛え、江戸時代から美味しい米どころとして知られ、天皇陛下への献上米もつくられたそうです。「田んぼが好き、百姓というくらしが好き」という日野さんは、愛情をもって手間をかけて接していれば、ちゃんと美味しいお米ができると言います。コシヒカリをメインに、収穫は9月初旬ごろ行われ、各農家がそれぞれもっている個人客や米屋さんに納品します。今後は地域特性を生かしたブランド米づくりなど、地域の農家が一丸となり研修・実践・検証を続けていきたいといいます。

皿ヶ嶺エコファーマー

愛媛県東温市上林地区

主要作物
米(コシヒカリ、あきたこまち)、他
  • 「皿ヶ嶺エコファーマー」のメンバー。左から武智 安史さん、日野 圭策さん、森 忠臣さん、杉木 和重さん

  • 農家それぞれが「我が米が一番!」と胸を張る、上林のお米