SAKURA seleft EHIME TOON

ファーマーズテーブル ふだん着の食卓
PRODUCER DATA
06

渡部農場

プリプリ歯応えに甘みのある肉質
東温市で育ったスペシャルな地鶏

東温市松瀬川の山間部で約200羽の「ほっちょ鶏」を毎月出荷している渡部光右衛さん。以前は牛を100頭あまり育てていましたが、体力のいる仕事が年齢的にもきつくなり、13年前から養鶏一本に切り替えました。渡部さんが育てているのは、四元交配という手間のかかる掛け合わせで「伊予路しゃも」と「ホワイトプリマスロック」から誕生した愛媛生まれの「ひめっこ地鶏」と同種。「ひめっこ地鶏」と名付けられる前から実験的飼育を始めていた渡部さんは、この鶏を「ほっちょ鶏」と名付けました。「ほっちょ」とは、方言で真冬に石鎚山系から吹き下ろす、頬を切るような冷たい風のこと。「厳しい環境の中でも風通しがよく、日照時間の確保できる場所で平飼いでストレスをできるだけ与えないよう育てています」と渡部さん。配合飼料とモミ、魚粉などを混ぜた特別な餌をあげています。ブロイラーはあえて太らせることで50日程度で出荷するところ、ほっちょ鶏は150日程度かけて出荷をします。ほっちょ鶏は脂のりがよく、甘みがあり歯触りがプリプリ。「炭焼きをしながら、側で肉を焼いたら最高においしいね」と渡部さん。東温市内の飲食店でメニューとして提供されていたり、県内の産直市場などで購入できます。

渡部農場

東温市松瀬川

主要品目
ほっちょ鶏
  • 育て方は肉質に関わるため、飼育密度や餌、適正な飼育期間を管理している

  • 鶏舎内で鶏が自由に運動できるような飼育方法。害獣被害に気を付けている